熊本県 八代市(やつしろ)在住
地元八代市を出て東京都王子に就職
教育関係出版社→IT関係・建設コンサルティング会社に従事→自営農家
じっとしていられない体質で、20代の頃はフルタイムの仕事の後にバイトを2件掛け持つなど、精力的に活動した。そのため、飲食店をはじめさまざまの業種を経験。
年上の奥さんと中学生の双子と小学生のお子さんを持ち、明るく社交的なお人柄です。

今日はよろしくお願いします。
早速ですが、堀江政経塾に入ったきっかけを教えてください。

一番最初のきっかけは「たまきチャンネル」でした。(国民民主党党首玉木氏のYoutubeチャンネル)チャンネル内の企画で立花さんとの対談があり、N国に興味を抱いたのがきっかけです。
それ以来、立花さんの動画は毎回見ています。その中で堀江さんとの対談があり、元々堀江さんの事は好きで、本とかもよく読んでいましたので、ハマっていきましたね。

その場合、NHK党として活動することも考えられますけど、なぜN国ではなくホリエモン新党(堀江政経塾)だったんですか?

率直に「先進的で良いな」と。著書やインタビューとかもみていたんですけど堀江さんの教育に対する思いにも共感できる点が多かったからですね。

そうなんですね。今の関心ごとは?

最近の一番の関心は「子どものタブレット学習やICT教育」です。
熊本に帰ってきて一番感じたことが、学校が選べないこと。私立の学校も少ないですし、すごい進学校があても、それ以下の偏差値のバリエーションが少ない。そして通学するにも1時間以上かかったりして現実的に無理があるな…と。
でも、タブレット授業がはじまると聞いて、これって「地方校の教育格差がなくなる」ってことじゃないですか。でも逆にいうと「きちんとやらないと、他の地方にも遅れをとるぞ」と。PTA連合の副会長もやっているのですが、「このままではマズイ」と思いまして、出馬しようと決めました。

関心事が、直接立候補しようとするきっかけにもなっているんですね。

はい。
ICT授業に関しては、県単位で足並みを揃えて取り組む自治体もあるんですが、八代市をはじめ村など自治体単位で取り決めを行う場所もあって。正直、動画授業くらい取り入れないと、もったいないだろう、と。
テストや夏休みの宿題もタブレットで回答できた方が、丸付けの作業もなく早いじゃないですか。それに、授業で先生が教科書を暗唱するよりも、動画で説明をして、わかりにくい箇所を先生が補足するなどした方が、結果落ちこぼれが減ると思うんですよね。スタディサプリなど、すでに1000校くらい契約している学校もあるようなサービスを積極的に導入していく方が良いと思うんです。

それと、八代市って全国平均で学力が低いという現実があります。
それもあって効率よく学習も行えるICT教育を推進したいと。
「活用する」程度じゃダメだと思うんです。「どこよりも活用する」レベルで取り組まないと。全国に通用する形で。八代市の教育委員会がタッチできるのは小学校と中学校です。なので、小中の学力アップとICT教育の推進に力を入れたいと考えています。

ほかに八代市で実現したい事はありますか。

お年寄りへのIT教育(SNSに特化した使い方)コミュニケーションの場の提供とシニア世代の心のセーフティーネットです。
今お年寄りって「生き甲斐」の様なものが少ないんじゃないかなって。核家族化が進みましたから。だからコミュニケーションに特化したスマホの使い方教室の様なものを開けば、集まる事で同世代との会話も生まれ、スマホを通じて他世代との交流も生まれる、良い居場所づくりになるのではないかと。

強く共感します。他にはありますか?

八代市ってロケーションが悪くはないんですよ。海も近いし山も近いし、空港も1時間程度と近いので東京にもすぐ出られます。八代市って今のリモートワーク時代には住みやすい街になってくると思うんです。温泉もありますし、外部から人が着たくなるような…観光と環境保全の両立ですね。それに加えて、子育て世代が住みたくなるような支援だったり、そんな街づくりがしたいです。

環境問題にも関心を持ってらっしゃるんですか?

いや、今、政治で取り沙汰されているような環境問題には正直関心はないんですよ(笑)
でも、環境が良い方が住みやすいですよね?
例えば、僕は都会に住んでいたけど、やっぱり八代市の方がのんびりしてて良いなって思うんですよ。殺伐としてなくて(笑)。で、海に行きたいなと思えば、すぐそこにそこそこ綺麗な海岸があって、山に行きたいなと思えば、これまた良い感じにマイナスイオンを浴びられる場所があるんですよね。
それに自然に多く触れた子供とその偏差値には相関性があるっていう論文もあったりして。自分の関心事、公約としては「子どもの教育」が主軸になってるってことかな。

現在の政治に思うところはありますか?

政治って会派だなと思って。数の正義というか(笑)
これまで政局にはあまり関心なかったんですが、自分が立候補しようと思い立ってから、いろいろ調べるわけですよ。
するとね、これは面白いぞ、と。(笑)
政治家同士の駆け引きというか、そういうものって、知れば知る程面白いんですよね。これが世の中のためになっているかといえば全然そんなことないんですけど。(笑)

そういう意味でも、世の中、政治の話はしちゃいけないっていう流れがあるじゃないですか。
だから政治家として当選した人しか、喋ることができない。
これも含めて、子供の教育かな?と思っています。子供たちに政治に関心が向くような教育をしてあげたら良いなと。子供にMMTとか広めたら面白そうですよね。
それに私達大人もですね。
社会に出てからどれだけ学習したかって、とても重要だと思っていて。人間、学歴ではなく生涯学習量がものをいうだろうと。

政経塾をどんなふうに活用していきたいですか?

都市部の人が多いので地方でのミーティングなども増やしていってほしいなと思ってます。九州については自分が盛り上げるんで。(笑)
堀江政経塾に入っていると、普段の会話では「実行不可能」とか言われちゃいそうなことも「実は結構現実的な話だよな?」と思えてくるんですよ。道を探そうとするというか。例えば、「地域通貨を作って、決済手数料でファンドに充てて地元経済なり教育なりを活性化」とか、このコミュニティ内で話をすると、夢物語とは思えない空気になる。
つい先日話題にもなった飲食店応援のポスター制作もスピード感あり、世の中を動かすことができたと思っています。

そうですね。実現できる方法を探るモチベーションを持った人が集まっていますね。
それでは最後に、政経塾入るか悩んでいる人に一言お願いします。

自分の世代の意見を通せるのは、自分たちだけだぞ!と。
ただ文句を言うだけなら簡単じゃないですか。でもそれだけだと、つまらないでしょ?それに、現実も自分たちの思うようにはならなくなっちゃうんだぞ、と。
立花さんが「お金をかけない選挙」って言うこれまでの常識をぶっ壊す価値観を提供しました。ネットを使ったPRだけなら無料でもできる。辻立ちにしてもね、豪華な選挙カーとかいらないでしょ。って。
実は、僕の選挙戦では若い方に「もっと選挙に出よう!」って訴えたいなとも思っているんです。
立候補する事自体は、高すぎるハードルではないのだぞ、簡単なんだぞ、と。

とはいえ、選挙の準備をしていると思うのは、「選挙なめちゃいかんな」と言うこと。一人では成り立たない。公選法のことや戦略含め、他の人のアイデアに助けられることって多いです。
そう言う意味でも、堀江政経塾のようなコミュニティはどんどん活用すればいいんじゃないかな。
僕もYoutubeとか頑張ります。ちょっと照れくさいけど。(笑)

長時間ありがとうございました!
インタビュー時間は2時間程度。Zoomを使った初対面のインタビューでしたが、丸吉さんの人懐っこく優しいお人柄で、終始朗らかな雰囲気でした。話題も大変豊富な方で、話は途切れることなく楽しい時間となりました。
インタビュアー 本間あきこ