絶対に知っておきたい!政府が目指す日本の未来社会「Society 5.0」

政府が目指す日本の未来社会Society5.0

こんにちは、堀江政経塾ネット党員のとにぃです!

堀江政経塾のメインテーマである「政治の世界にDX(デジタルトランスフォーメーション)を起こそう!」を広めるべく、まずは、日本政府がどのくらいDXに取り組んでいるかを中心に記事を書いております。

DXとは?」についてはぜひこちらの記事をご覧ください!

こちらの記事では、DXの意味をざっくりと「デジタル技術をちゃんと活用できる組織や社会をつくっていこうね!」くらいに思っていただけたらOKです。

私の記事ではこれまで、今年9月からスタートする「デジタル庁」が、日本社会のDXを強く推進するための組織であること、そもそも菅内閣の政策のひとつ「デジタル改革」によって、各省庁がすでにDXに向けての取り組みを進めていることがわかりました。

その中で、総務省の取り組みについてはこちらの記事をぜひご覧ください!

今回はさらに、すべての政策の根っことなるキーワード「Society 5.0(ソサエティ 5.0)」について深掘りしていこうと思います!

行政について調べているととにかく出てくるのが「Society 5.0」。この言葉を知らずして今の日本の政治は語れない?!ということでいってみましょう~!

Contents

「Society 5.0(ソサエティ 5.0)」ってなんなの??

Society 5.0とは、政府が目指すべき日本社会のビジョンとして独自に掲げているもので、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、「超スマート社会(Society5.0)」ということだそうです。

2016年に初めて提唱され、安倍内閣時の成長戦略として掲げられました。

菅内閣はそれを継承し、さらに強く進めるための取り組みを行っているということですね。

▼成長戦略ポータルサイト | 首相官邸https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/

それでは、内閣府のサイトに沿って、内容をひとつひとつ見ていきたいと思います。

▼Society 5.0 | 内閣府
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/

今までの問題点とSociety 5.0で実現する社会とは?

情報社会(Society4.0)の問題点

  • 知識・情報の共有や連携が不十分だった!
  • 地域課題や高齢者などのニーズへの対応が不十分だった!
  • 年齢や障害などによる労働や行動範囲の制約があった!
  • 必要な情報の探索や分析が難しく活用しきれなかった

超スマート社会(Socirty5.0)ではこうなる!!

  • IoTですべての人とモノがつながり、新たな価値が生まれる社会
  • イノベーションにより、様々なニーズに対応できる社会
  • ロボットや自動走行車などの技術で、人の可能性がひろがる社会
  • AIにより、必要な情報が必要な時に提供される社会

Society 5.0が目指すのは「人間中心の社会」

Society 5.0では、AIやロボットが今まで人間が行っていた仕事を代行・支援することになるため、人間にとって苦手だった作業から解放され、「誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることができる」ようになります。

これは、AIやロボットに支配・監視される社会では決してなく、「一人一人の人間が中心となる社会」です。世界の様々な課題の解決・SDGsの達成にも通じるものとのことで、そういった社会を世界に先駆けて実現していくという壮大なプロジェクトなのです!

さらに、Society 5.0の先行的な実現の場として「スマートシティ」を推進しており、今年1月からスマートシティに取り組む自治体を支援するため、スマートシティの意義や必要性、導入効果、進め方、事例などを取りまとめる「スマートシティ・ガイドブック」作成に向けての検討会が始まりました。

▼スマートシティ
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/smartcity/index.html

新しい技術を使えば経済発展と社会的課題が同時に解決できる!!

Society 5.0は、IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータなどの先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れて経済発展の進めつつ、「エネルギーや食料需要の増加」「高齢化」「格差」「温室効果ガスの排出」「食品ロス」などの世界的な問題も同時に解決していけるような社会です。

イノベーションで創出される新たな価値により、地域、年齢、性別、言語等による格差がなくなり多様・潜在的なニーズに対してきめ細かな対応が可能となります。

モノやサービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供されるとともに、社会システム全体が最適化され、経済発展と社会的課題の解決を両立していける社会となるそうです。

Society 5.0を実現するためのしくみは?

Society 4.0では、仮想空間に存在するクラウドサービス(データベース)にインターネットを経由してアクセスして、人間が情報やデータの入手・分析を行っていました。

Socirty5.0では、現実空間のセンサーからの膨大な情報が仮想空間に集積され、ビッグデータをAIが解析、ロボットなどを通して結果が人間にフィードバックされるようになります。

この仕組みにより、これまでできなかったことや新たな価値が社会にもたらされることでしょう!

Society 5.0実現のための取り組みは?

上記の成長戦略ポータルサイトを見てみると、Society 5.0に向けて各省庁がとにかくいろんな施策をしていることがわかります。

まずは、こちらの3分動画をご覧いただけるとイメージが湧きやすくなるのでオススメです!

▼“進化”を取り入れる。わたしたちがつくる未来~Society 5.0 | 政府インターネットテレビ
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg19585.html

紹介事例

  • 自動運転車導入テスト(福井県永平寺町)
  • 自動操舵トラクタによる農業経営(北海道岩見沢市)
  • 5Gを使った遠隔医療の実証実験(和歌山県)
  • ICT建設機械などを導入し、高齢者でも働きやすい環境を整備(宮城県石巻市)

デジタル庁の発足はSociety 5.0の未来により近づく第一歩

このSociety 5.0が安倍内閣の成長戦略として掲げられたのは2017年ですが、実現のためにまず不可欠なデジタル化の遅れが依然として解決されていません。そして、コロナ禍によって一気に可視化されることとなりました。

ですが、2021年9月1日よりスタートする「デジタル庁」が、その遅れを一気に取り戻すために準備を進めています。

平井卓也・デジタル改革担当大臣の衆議院内閣委員会での所信表明によると、行政のデジタル化の遅れの最大の原因は、情報システムが個々に整備され十分な連携が図れていなかったこととし、以下の施策を進め「徹底的な利用者目線・国民のためのデジタル改革」「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル社会」を目指しています。

  • 各関連法律の整備
  • 地方自治体の業務システムの統一・標準化
  • ベースレジストリを整備し、官民のデータ利活用を促進
  • マイナンバーの利便性を高める

マイナンバーについては「健康保険証利用」や「法人ワンストップサービス」など、どんどん取り組みが進んでいますね!

その他、マイナポータルの利用者登録をすると、行政システムで管理している個人情報の閲覧や他行政サイトとの連携も可能です。マイナンバーカードをお持ちの方はぜひ使ってみていただきたいです!

▼マイナポータル
https://myna.go.jp/SCK0101_01_001/SCK0101_01_001_InitDiscsys.form

まとめと次回予告

人間がもっと人間らしく生きられる、一人一人が平等に尊重される社会、Society 5.0。

諸先進国に比べ社会の変革が遅れていると言われている日本、閉塞感が付きまとっている社会を変えていくためには、政治に携わっている人にまかせきりにせず、社会を形成しているより多くの「フツーの人」が「どうすれば目指すべき未来に到達できるのか?」を考え、少しでも動いていくことが大事だと思います。

すでに、そういった意識が「オープンイノベーション」「公民共創」「官民連携」というキーワードで高まってきており、世界的な潮流となっています。

次回は、これからの社会を作っていくために欠かせない「共創」について深掘りしていきたいと思います!COCOA問題についても触れる予定です。

まずは身の回りの不満を表に出してみる、それだけで立派な政治参加です

現在、どんどん新しい技術が誕生し、日本政府はそれを使って新たな社会を作ろうと目指しています。その中で私たち「フツーの人」がどのように関わっていけばいいのか。

大それたことをするよりもまずは、「身の回りにある不満」や「何気なくしているガマン」を表に出してみることが大事だと考えています。

以前は諦めるしかなかったことが今なら解決可能かもしれませんし、自分の不満はまた別の誰かの不満でもあります。自分が動くことによってどこかの誰かがハッピーになっているかもしれません!

何か思いつきましたら、ぜひ「堀江政経塾の公式LINE」にお聞かせください!

塾内にはいろんな職業・職種、立場の方がいます。その中の誰かが解決法を知っているかもしれませんし、塾生みんなで話し合い、解決の方向に少しでも近づくよう活動していきます!

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